「病気ではない原因」の肩こりは主に姿勢の悪さや特定の動作によって、筋肉が疲労・緊張し、こわばることによって、血流が阻害され痛み等を引き起こします。 肩こりを予防するには以下の項目に留意し改善する必要があります。
- ■正しい姿勢を身につける
- 悪い姿勢を正すことは単純且つ当たり前のことなのですが、常に意識していないと染み付いた悪い姿勢はなかなか改善されません。立つ・歩く・座るのそれぞれの姿勢で気を付けましょう。
- ■習慣・癖にしている動作に気を付ける
- 新聞や雑誌を床に置き、あぐらをかいて或いは横座りして読む。イスに浅く腰掛け、背もたれに寄り掛かる。ハンドルにしがみつく様に前がかみで車を運転する。寝転がって上体を支え起こす様な状態でテレビを見る。バックをいつも同じ側の肩にかける。手提げ荷物をいつも同じ側の手で持つ。電話の受話器を肩と顎にはさんで会話する。イスに腰掛ける時、いつも同じ側に足組する。等の姿勢をしない様に心掛けましょう。
- ■筋肉を鍛える
- 筋力が低下していると、チョットしたことで肩こりを引き起こします。体操・運動によって筋力を付け、疲労し難い筋肉にします。また、正しい姿勢を保持するにも筋力はとても重要です。
- ■全身を動かし血行を促す
- 長時間同じ姿勢を強いるデスクワークや特定の筋肉しか使用しない単純反復作業をしている時は、定期的に体操をするなどして、全身の筋肉を動かし筋ポンプ効果による血行を促進させる必要があります。
また、体操は気分転換にもなり、精神的にもリラックスさせ、ストレスによる肩こり予防にも効果があります。
- ■十分な栄養をとる
- 筋肉の収縮や弛緩、疲労に関しては様々な栄養素が関係しています。日頃からバランスの良い食生活を取ることが必要です。
- ■肥満に気を付ける
- 肩からぶらさがっている腕の重みが増すことによる肩への負担や、体重の増加による背骨への負担、及び肥満による姿勢悪化等が肩こりの原因となります。バランスの良い食生活と適度な運動を心掛けましょう。
- ■ストレスをためない
- ストレスは交換神経を刺激し、肩こりを引き起こしますので、日頃からストレスを溜めない様に心掛けましょう。
|